整えられていない男性のヒゲは見た目が悪く、周囲に与える印象は良くありません。そのため毎朝のヒゲ剃りに時間と手間をかけなければならず、億劫に感じる人が多いですね。
ムダ毛処理のサービスは巷でよく見かけるので、ヒゲ脱毛を行えば自己処理の手間を軽減できます。
大きくメンズサロン系とクリニック系に分かれており、両者で受けられるヒゲ脱毛の施術は全く異なります。
どちらに行くかの選択を間違えてしまうと大変ですので、本章ではクリニックとサロンで使われる機器や施術の効果、痛みの度合いなどの違いについて解説します。
クリニックで行われるヒゲ脱毛は医療レーザー脱毛といって、ヒゲを作り出す毛根内の毛母細胞を破壊できるレーザー機器が使用されます。
この施術は医療行為になるので、医師が常駐する施設でしか行うことができません。ヒゲを作り出す細胞を元から消失させるため、確実な脱毛効果を得ることができます。
出力の強いレーザーを使用することから施術には若干の痛みを伴いますが、輪ゴムではじかれた程度なのであまり心配はいりません。
希望すれば麻酔も使ってもらえるので、無痛の施術も可能です。
施術期間は1年~長くて2年ほど、5回~10回程度の施術で終了します。
一方サロン系では医師がおらないため医療行為ができません。
こちらは光脱毛、あるいはフラッシュ脱毛といって、出力の弱い光照射によって毛母細胞にダメージを与えます。
抑毛作用が期待できますが、出力が弱いため毛母細胞を「破壊」することはできず、一時的な抑毛作用を期待するにとどまります。
その一時的な効果が消えてしまえば、またヒゲが作り出されるため、確実な脱毛作用は期待できません。
ただ出力が弱い分痛みもあまりないというメリットがあります。
施術の期間や回数は、少なくてもクリニックの二倍ほどかかるのが普通です。
痛みについてはクリニックでも麻酔を使えるので、サロンの優位性は無いと考えて良いと思います。
一番のポイントは脱毛の確実性です。
サロン施術では毛母細胞を破壊できないので、脱毛というよりは抑毛であり、時間が経てばヒゲはまた生えてきます。脱毛の恩恵を永久的に得たいならばクリニックでないと実現できません。
コストの面を考えると、サロンは施術回数が多くなる分トータルコストが増大しますが、クリニックは施術回数が少ないのでトータルのコストは安く済みます。
確実なヒゲ脱毛を考えるのであれば、クリニック一択の選択で間違いありません。